スコティッシュ・プレミアシップ（スコットランド一部）第5節、キルマーノック対セルティックの試合が現地時間14日に行われた。試合はセルティックが2-1で勝利している。この試合では、セルティックに所属するサッカー日本代表FW前田大然が今季リーグ戦初となるゴールを記録して、チームの勝利に貢献した。

前田大然が今季初ゴール！

【写真：Getty Images】

　代表ウィーク明けの一戦。セルティックに所属する日本代表MF旗手怜央、前田は先発出場を果たした。一方で、DF稲村隼翔、FW山田新はベンチ外となっている。前半は、ボール支配率75%、シュート9本などキルマーノックを圧倒したセルティック。しかし、ゴールを決めきることができずに試合を折り返した。

　迎えた56分、前田がスコアを動かす。キルマーノックを押し込んだセルティックは、DFマルセロ・サラッキが左サイドからゴール前へとクロスを送る。これに反応したのが前田だ。相手DFロビー・ディースの背後に移動すると、死角から一気に加速してフリーになることに成功した。いきなり前に現れた日本代表選手に対してロビー・ディースが懸命に足を伸ばすも、前田は完璧に頭で合わせてネットを揺らしている。前田の巧みなポジショニングと決定力の高さが光った鮮やかな先制弾だ。

　スコティッシュ・リーグカップの2回戦ではゴールを決めていた前田だが、これまでリーグ戦では得点を記録しておらず、記念すべき初ゴールとなった。その後、セルティックは同点に追いつかれてしまったものの、後半アディショナルタイムにFWケレチ・イヘアナチョがPKを沈めて2-1で勝利している。

　勝利したセルティックは、リーグ戦5試合を消化して4勝1分（勝点13）で首位をキープ。次の試合は、21日に行われるスコティッシュ・リーグカップの準々決勝でパーティック・シッスルFCと対戦する予定だ。