昨シーズン、圧倒的な強さで国内3冠を成し遂げたスペインの名門バルセロナ。その中で最も高額な給与を手にしているのは誰なのか。今回は、バルセロナの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月12日時点［2/5ページ］

4位：マルク＝アンドレ・テア・シュテーゲン（ドイツ代表）

【写真：Getty Images】

4位：マルク＝アンドレ・テア・シュテーゲン（ドイツ代表）
生年月日：1992年4月30日
推定年俸：1667万ユーロ（約28.3億円）
24/25リーグ戦成績：8試合9失点

　推定年俸ランキングで4位に入ったのは、長年バルセロナのゴールマウスを守るマルク＝アンドレ・テア・シュテーゲンだ。

　推定年俸は1667万ユーロ（約28.3億円）とされている。

　テア・シュテーゲンは昨年9月のビジャレアル戦で、ハイボール処理後の着地時に右膝膝蓋骨腱を完全断裂するという大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされた。

　クラブは当時、現役引退を表明していたヴォイチェフ・シュチェスニーを説得し、引退撤回の上で加入させ、穴埋めに成功。結果としてバルセロナは国内3冠を達成した。

　今季は期待の若手GKジョアン・ガルシアの加入、そしてシュチェスニーの契約延長により、テア・シュテーゲンは第3GKへと格下げされることに。

　サラリーキャップ問題の影響で人件費削減を進めるクラブは、放出を望んでいると報じられた。

　これに対し、テア・シュテーゲンは退団を拒否。腰部手術に踏みきったうえ、ラ・リーガへ提出する診断報告書のサインにも同意しなかったため、クラブは懲戒手続きやキャプテンの一時剥奪を発表するという緊迫状態に陥った。

　現在両者は和解したとされるものの、高額年俸を受け取るテア・シュテーゲンの居場所は、依然として不透明だ。

　公式戦通算422試合に出場した功労者は、今後どのような決断を下すのだろうか。