ブンデスリーガ第3節のボルシア・メンヒェングラートバッハ戦が現地時間14日に行われ、日本代表DF菅原由勢は味方の先制点をアシストするなどして4-0の勝利に貢献した。まだ新天地で2試合しかプレーしていないが、その適応力の高さを、ブレーメンを率いるホルスト・シュテッフェン監督などが絶賛した。ドイツメディア『フェーマルン24』が16日に報じている。
菅原由勢、新シーズン開始後に加入したが…
菅原は昨季まで当時プレミアリーグのサウサンプトンに在籍していた。チームはEFLカップ(カラバオ・カップ)で準々決勝まで進出する躍進を果たしたが、その一方でリーグ戦では低迷。最終的に最下位に終わり、2部へ降格している。その後、菅原は同クラブに残留したまま新シーズンを迎えたが、夏の移籍期限が迫る中で現地時間8月26日に突如ブレーメンへの移籍が決まった。
そして、ほとんど準備する期間がない中で、4日後には早くも先発起用された上にフル出場を果たし、第2節のバイエル・レバークーゼン戦で活躍している。
それを踏まえ、シュテッフェン監督は「ユキは最初から、まるでずっとここにいたかのようにプレーしている」と述べた。この言葉ほど、ブレーメンでの菅原の最初の2試合を言い表すのに相応しいものはないだろう。また、ブレーメンのプロサッカー部門責任者を務めるペーター・ニーメイヤー氏も「彼には非常に高い基礎的なクオリティがあり、そのおかげですぐにチームへ溶け込めた。我々にとっても大きなプラスだ。彼のプレーを見るのは本当に楽しい」との評価を下している。さらに、チームメイトの長田澪は「僕たちは最高の関係を築いている。彼の方が年上だけど、少しでも安心できるように手を差し伸べているんだ。まさか、こんなに早くロッカールームでバディができるとは思っていなかった。僕たちは隣同士に座っている。彼が居心地よく過ごせるようにすることは僕の役目でもある」と語った。
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