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J1 3か月前

リスクが大きい!? 大学→海外に渡った日本の逸材(2)中退で欧州へ! 世界の強豪相手にも活躍した男

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 今や日本人選手の海外移籍は珍しくなくなった。Jリーグでプレーすることなく、海へ渡る若者も増えてきている。では、その先駆け的存在になった選手たちは、その後どんなキャリアを歩んだのか。今回は、大学から海外クラブに加入した日本人選手をピックアップして紹介する。

MF:渡邊凌磨(わたなべ・りょうま)

浦和レッズの渡邊凌磨
【写真:Getty Images】

生年月日:1996年10月2日(28歳)
経歴:早稲田大学→インゴルシュタット
現所属:浦和レッズ
今季リーグ戦成績:20試合7得点2アシスト

 前橋育英高校で全国屈指のドリブラーとして名を馳せた渡邊凌磨は、卒業後に早稲田大学へ進学したが、2015年の夏に大学を中退してドイツ1部のFCインゴルシュタットに加入している。

 大学から海外挑戦という異例のルートは、当時の日本サッカー界でも話題となった。

 そんな渡邊を、ステファン・ライトル監督(当時)は「凌磨には素晴らしいテクニックがあり、ハードワークや高いインテリジェンスも備えている。このチームにとって本当に助けになる補強だ」と高く評価していた。

 期待を背負う渡邊は、インゴルシュタットのセカンドチームでプレー。ドイツ4部相当のリーグで経験を積んだ。年々出場時間も増やしていき、最終的には3年間でリーグ戦72試合出場12得点をマークした。

 そしてプロ4年目を迎えた2019年にアルビレックス新潟へ加入。その後、モンテディオ山形、FC東京へと渡っている。J1リーグのクラブも経験し、現在では同リーグで130試合以上に出場している。

 そんな渡邊は、2024年1月に浦和レッズへ移籍。当初は本職ではないサイドバックやボランチでのプレーが多かったが、今季はトップ下での出場が多く、ここまで昨季を上回る7得点をマークしている。

 また、今年行われたFIFAクラブワールドカップ2025では全試合フル出場を果たし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ファイナリストのインテル相手に1得点を決める活躍を見せた。

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【了】

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