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コラム 3か月前

悪目立ちしたリヴァプールの緩さ。納得の展開?なぜアトレティコは一矢報いることができたのか【東大分析官の視点】

シリーズ:東大分析官の視点 text by 阪田天祐 photo by Getty Images

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、リーグフェーズ第1節リヴァプール対アトレティコ・マドリードの一戦が現地時間17日に行われ、リヴァプールが3-2で勝利した。両チームの駒と戦術がぶつかり合い、スタジアムを熱狂の渦にのみ込んだ世界最高峰のフットボールを、東京大学運動会ア式蹴球部の現役分析官が解説する。(文:阪田天祐)

あっけない幕開けとなった一戦

CL リバプール
【写真:Getty Images】

 第1節から好カードが実現した。

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 ホームのリヴァプールは、注目の新戦力FWアレクサンデル・イサクをスタメンで起用。FWモハメド・サラー、MFフロリアン・ヴィルツ、そしてFWコーディ・ガクポらお馴染みのメンバーも先発し、フルメンバーでこの一戦に臨んだ。

 一方のアウェイ、アトレティコ・マドリードはエースFWフリアン・アルバレスが怪我で欠場。頼みの新戦力の多くも負傷離脱中で、ディエゴ・シメオネ監督は限られた戦力の中でイングランド王者と戦う事を強いられた。

 シメオネ監督は、後ろに重たい5-4-1ブロックを形成し、危険なエリアを空けないようにする守備的な戦術を採用。立ち上がりから、がっつり自陣に引きこもり、リヴァプールにボールを持たせて時間を経過させる戦い方を取った。

 すると3分、ホームチームがあっけなく先制に成功する。

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