ワンサイドゲームになると思われたが…
右大外でFWサラーが引き取ると、ヴィルツとのパス交換に相手ボランチが釣られ、バイタルエリアが空く。
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その瞬間、ボランチのMFライアン・フラーフェンベルフがタイミング良くスペースに侵入し、ペナルティエリア(PA)右手前でファウルを獲得。サラーが放った低い弾道のフリーキックが、DFアンドリュー・ロバートソンに当たってコースが変わり、ラッキーな形でゴールに吸い込まれた。
そのわずか3分後、同じようにサラーが右大外でボールを持つと、ぽっかり空いたバイタルエリアにフラーフェンベルフが顔を出す。
ボールを預けた背番号11は急加速し、右のポケットに侵入。ワンツーで完全に抜け出すと、ゴール左隅に落ち着いて流し込んだ。
このままリヴァプールのワンサイドゲームになるかと思われたが、その後は攻めあぐねる時間が続き、試合の主導権を握り切れずにいた。そうした中、戦況は少しずつ変わっていく。