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お金を使いまくったのは!? 25/26夏の移籍金総支出ランキング6~10位。なんと昇格組も!?

シリーズ:“爆買い”移籍金支出ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 欧州主要リーグの夏のマーケットが閉まった。今シーズンも多くの選手が活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額な移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。夏の移籍市場で今シーズン最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で紹介する。[1/5ページ](移籍金は『transfermarkt』を参照)

10位:サンダーランド(イングランド)

サンダーランドMFアビブ・ディアッラ

【写真:Getty Images】

総支出額:1億8700万ユーロ(約317.9億円)
移籍金最高額:アビブ・ディアッラ(3150万ユーロ/約53.5億円)

 今シーズンに9年ぶりとなるプレミアリーグ復帰を果たしたサンダーランドは、昇格組ながら1億8700万ユーロ(約317.9億円)の移籍金を市場に投じた。

 総勢14人もの新戦力を加えたのは、スカッドをチャンピオンシップ(イングランド2部相当)仕様からプレミアリーグ仕様へとアップデートするために必要な工程だった。

 彼らは3部時代から10代から20代前半の若手選手を中心とした強化方針を掲げており、経験が浅い昇格時のメンバーのままで今シーズンを戦うのは現実的ではない。

 高額な移籍金をかけて獲得したのは、クラブ史上最高額のアビブ・ディアッラ(←ストラスブール)を筆頭に、ケムズダイン・タルビ(←クラブ・ブルージュ)やノア・サディキ(←ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)ら注目度の高い若手選手が大半だ。

 彼らに加えてグラニト・ジャカ(←レヴァークーゼン)やヘイニウド・マンダーヴァ(←アトレティコ・マドリード)、オマル・アルデレーテ(←ヘタフェ)ら、すでに欧州で実績を残した中堅からベテランの選手も、チームを牽引する即戦力として確保している。

 昇格組らしからぬ大型補強は、プレミアリーグに復帰した際に多額の補強予算を用意するための長年のプランが実った上での結果だ。

 将来的なことを見据えつつ、残留という目先の目標を達成するために必要な戦力補強を行えたのはポジティブな結果だと言えるだろう。

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