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コラム 5か月前

W杯が危うい…。強豪だったイタリア代表はなぜ凋落したのか。様々な要因が絡み合う負の連鎖【コラム】

シリーズ:コラム text by 佐藤徳和 photo by Getty Images

イタリアを震撼させたノルウェー

 だが、8日、中立地ハンガリーでのイスラエル戦は、先制点を献上するなど、苦戦を強いられるシーソーゲームに。後半アディショナルタイム突入直前に4-4の同点弾をドル・ペレツに決められたが、その直後にサンドロ・トナーリのシュート気味のクロスがネットに吸い込まれて、幸運な形で5-4と勝ち越し。接戦をなんとかものにした。

 4失点と守備に課題を残したものの、攻撃陣が奮起。この時点で、試合数が4で並んだノルウェーとの勝ち点差は「3」に縮まり、逆襲の兆しが漂い始めた。

 けれども、一縷の希望は束の間だった。その翌日の一戦でのノルウェーの大量得点は、イタリアを震撼させた。アッズーリがホームで2得点しかとれなかった相手に、11-1の勝利。反撃ムードはたった一日で絶たれてしまった。

 ノルウェーの残り3試合は、イスラエル、エストニアとのホーム戦、そして、イタリアとの最終決戦。イタリア以外の2戦で勝ち星を落とすとは想像しがたい。仮にイタリアがノルウェーに勝利したとしても、現在「16」もある得失点差で上回ることは奇跡に近い。

 2026年W杯は従来の32カ国出場から、48カ国に拡大されたが、イタリアにはその恩恵を受けることは全くなく、直近の2大会と同様にプレーオフ出場が決定的となった。アッズーリにとって「プレーオフ」という言葉は、忌まわしい記憶を呼び起こす心の傷だ。

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