1992年に創設されたプレミアリーグでは、数々の「神童」と呼ばれる選手たちが10代から活躍してきた。その中で最も若い年齢でピッチに立った選手は誰なのか。今回は、プレミアリーグにおける最年少出場記録をランキング形式で紹介する。※情報は9月19日時点。データは『transfermarkt』を参照[2/5ページ]
4位:ハーヴェイ・エリオット(U-21イングランド代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年4月4日
プレミアリーグ初出場:2019年5月4日(対ウルブス)
当時の所属クラブ:フラム
当時の年齢:16歳1ヶ月
4位には、2019年5月4日に行われたウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦にて、16歳1ヶ月でデビューしたハーヴェイ・エリオットがランクインした。
クイーンズ・パーク・レンジャーズとフラムの下部組織出身のエリオットは、2018/19シーズンの第37節でプレミアリーグデビューを果たす。
元フラムのマシュー・ブリッグスが保持していたリーグ最年少出場記録を12年ぶりに更新した。
当時スコット・パーカーが率いていたフラムはチャンピオンシップ(イングランド2部相当)への降格が決定しており、その中でクラブ期待の逸材に出場機会を与えた状況だった。
シーズン終了後にエリオットはフラムからの移籍を希望し、多くのビッグクラブが争奪戦に参戦。その中で新天地に選んだのが、父親の影響でファンだったリヴァプールだった。
2019年夏から2025年夏まで所属したリヴァプールでは公式戦149試合に出場。ユルゲン・クロップ前体制では状列を高めていたエリオットだが、2024年夏にアルネ・スロットが新監督に就任するとプレータイムが大幅に減少した。
それでも2025年6月に開催されたU-21欧州選手権では、イングランド代表の主力として優勝に貢献し、自身は大会MVPを受賞している。
改めて能力の高さを証明し、2025年夏の移籍市場でアストン・ヴィラへと活躍の場を移した。