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コラム 3か月前

「守備固め」が消えた? リヴァプールで遠藤航が使われない理由。開幕戦であった“違和感”の正体【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

昨季までの遠藤航のタスク

 昨夏にリヴァプールの監督に就任したスロットは、シーズンを通して補強があまりなかった影響もあり、既存戦力を活かす形でチームをプレミアリーグ優勝に導いた。

 その中で遠藤が確立したのが、僅差の試合を逃げ切るための「クローザー」の役割だった。

 昨季のプレミアリーグでは19試合で途中出場を果たし、そのうち失点をしたのはわずか3試合(3失点)。大半の試合で無失点に抑えて、守備固めとしてのタスクを全うしていた。

 しかし、大型補強を経て迎えた今季は、直近の3試合で出番がない。

 過去2試合は後半アディショナルタイムに勝ち越した試合だったため起用しない意図もわかるが、今節エヴァートン戦は58分に1点差に迫られており、チームとして守り切るというメッセージも込めて終盤に日本代表MFを投入するのが昨季までの流れだった。

 交代枠が余っていたのにも関わらず遠藤に出番が訪れなかったのには理由があると推測している。

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