2025年のバロンドール受賞者が、日本時間23日に発表された。1956年に創設されたこの賞は、サッカー界で最も権威のある個人タイトルとされ、毎年大きな注目を集めている。では、もし日本人選手限定で2024/25シーズンのベストプレーヤーを選ぶとしたら、誰がその栄誉に輝くのか。今回はクラブとサッカー日本代表での成績をもとに、独自のランキングを作成した。※スタッツは『transfermarkt』を参照。所属は24/25シーズンの在籍先[1/5ページ]
5位:佐野海舟

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年12月30日
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
24/25シーズン成績:34試合0得点0アシスト
Jリーグから欧州5大リーグに直接移籍した多くの選手が適応に苦戦する傾向にある中で、2024年夏にマインツへと移籍した佐野海舟はブンデスリーガ1年目から中心選手として活躍した。
合流間もなくボー・ヘンリクセン監督の信頼を掴むと、すべての公式戦36試合(ブンデスリーガ34試合、DFBポカール2試合)で先発出場。途中交代もわずか2試合と、まさにフル稼働の活躍だった。
マインツにおける佐野は“縁の下の力持ち“のような存在だ。
ボランチでコンビを組むナディーム・アミリや3バックの左に入ることが多いドミニク・コールが自由に振る舞うことが多い中で、日本代表MFが広いエリアをカバーしている。
彼の献身性が表れているのが走行距離だ。全試合で先発出場したことが要因として大きいが、ブンデスリーガの全選手の中で1位となる393.7kmを記録(ブンデスリーガを参照)した。
デュエルの勝利数もリーグ4位の369回を記録と、球際での強さもみせている
佐野とアミリのボランチコンビはリーグ屈指の完成度を誇り、マインツは安定していた彼らを軸に快進撃を遂げる。
最終盤まで欧州カップ戦出場権を争い、最終的には6位でフィニッシュ。UEFAカンファレンスリーグ(ECL)出場を決めた。