2025年のバロンドール受賞者が、日本時間23日に発表された。1956年に創設されたこの賞は、サッカー界で最も権威のある個人タイトルとされ、毎年大きな注目を集めている。では、もし日本人選手限定で2024/25シーズンのベストプレーヤーを選ぶとしたら、誰がその栄誉に輝くのか。今回はクラブとサッカー日本代表での成績をもとに、独自のランキングを作成した。※スタッツは『transfermarkt』を参照。所属は24/25シーズンの在籍先[2/5ページ]
4位:町田浩樹

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月25日
所属クラブ:ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)
24/25シーズン成績:36試合1得点0アシスト
町田浩樹はカップ戦を制した2023/24シーズンに続いて、2024/25シーズンもロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズにタイトルをもたらした。
守備の柱の1人として、主に3バックの左CBを務めた町田は、リーグ戦とリーグ王者を決めるプレーオフを合わせて36試合に出場した。
左足での正確な配球でゲームを組み立てつつ、守備では高さを活かしたエアバトルの強さで奮闘した。
特にディフェンスが光ったのが今年3月末から始まったプレーオフだ。町田を筆頭とした鉄壁の守備陣が10試合で3失点に抑え、90年ぶりとなるリーグ優勝を経験した。
UEFAヨーロッパリーグ(EL)でも結果を残すなど、欧州で実力をつけた町田は日本代表でも主軸に定着する。
FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)では、怪我の影響で戦列を離れることが多かった冨安健洋や伊藤洋輝の不在を感じさせないハイパフォーマンスで序列を大きく高めた。
所属クラブと代表での活躍が評価されて、今夏にはブンデスリーガで戦うホッフェンハイムへとステップアップを果たす。
当時27歳で念願の欧州5大リーグ挑戦の権利を得たが、開幕戦で左ひざ前十字靭帯断裂の大怪我を負い、長期離脱が決定した。