2025年のバロンドール受賞者が、日本時間23日に発表された。1956年に創設されたこの賞は、サッカー界で最も権威のある個人タイトルとされ、毎年大きな注目を集めている。では、もし日本人選手限定で2024/25シーズンのベストプレーヤーを選ぶとしたら、誰がその栄誉に輝くのか。今回はクラブとサッカー日本代表での成績をもとに、独自のランキングを作成した。※スタッツは『transfermarkt』を参照。所属は24/25シーズンの在籍先[3/5ページ]
3位:前田大然

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月20日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
24/25シーズン成績:34試合16得点10アシスト
前田大然は、2024/25シーズンにキャリア最高のパフォーマンスを披露した。
シーズン途中に古橋亨梧が退団した中で、セルティックのエースとして得点を量産。全公式戦で51試合33ゴールを記録し、日本人選手では最も多くのゴールを奪った。
国内リーグでは34試合で16得点10アシストと、2桁得点2桁アシストを達成し、セルティックの4連覇に貢献。リーグカップも制して国内2冠を達成している。
その上で、2024/25シーズンは欧州の舞台でも印象的な活躍を披露している。
2022/23シーズンと2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では無得点に終わっていたが、2024/25シーズンの同大会では9試合で4ゴールと大暴れだった。
彼の代名詞とも言える、驚異的なスプリント能力やスタミナだけでなく、ドルトムントやバイエルン・ミュンヘンからも得点を奪うなど、強豪相手にも得点を奪うことができる決定力にもフォーカスがあたるシーズンだった。
一方で選手層の厚い日本代表では、所属クラブの活躍とは対照的にあまり結果を残せていない。
対アジアのチームとなればボールを持ってからのクオリティが求められ、前田の持ち味である非保持における貢献度の高さが出にくいのも、定位置を掴むことが難しかった要因の1つだろう。