欧州の舞台を沸かせたスーパースターたちが、次々とサウジリーグに新天地を求めている。巨額の契約が飛び交う舞台で、誰が最も高額な報酬を手にしているのか。今回は、サウジリーグの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月22日時点[1/5ページ]
10位:ダルウィン・ヌニェス(ウルグアイ代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年6月24日
所属クラブ:アル・ヒラル
推定年俸:2245万ユーロ(約38.1億円)
10位にランクインしたのは、今夏リヴァプールから5300万ユーロ(約90億円)の移籍金でアル・ヒラルに加わったダルウィン・ヌニェスだ。
推定年俸は2245万ユーロ(約38.1億円)にのぼる。
母国ウルグアイの名門ペニャロールで頭角を現したヌニェスは、欧州初挑戦の舞台にスペイン2部のアルメリアを選んだ。
加入1年目でリーグ戦16得点をマークして才能を証明すると、翌年にはポルトガルの名門ベンフィカに移籍。公式戦85試合で48得点を挙げ、瞬く間にビッグクラブの注目を集めた。
2022年夏、争奪戦の末にリヴァプールが8500万ユーロ(約144億円)という巨額を投じて獲得した。
デビュー戦では華麗なバックヒール弾を含む1ゴール1アシストで鮮烈な印象を残したが、続くクリスタル・パレス戦での頭突きによる退場で3試合の出場停止処分を受けるなど、波乱の船出となった。
その後は1年目にリーグ戦9得点3アシスト、2年目に同11得点10アシストと徐々に適応を見せたものの、昨季はわずか5得点3アシストと伸び悩み、放出候補となった。
熱くなりやすい性格や、英語でのコミュニケーションに苦労したこともあり、批判の声も少なくなかった。
大金を投じた補強としてはやや疑問符がつく結果に終わってしまった。
リヴァプール時代の推定年俸は844万ユーロ(約14.3億円)とされるが、アル・ヒラルが提示したのはその約3倍となる2245万ユーロ。
まだ全盛期を迎えられる年齢での中東移籍には惜しさもあるが、破格の条件を前に移籍を選ぶのは自然な流れといえるだろう。