欧州の舞台を沸かせたスーパースターたちが、次々とサウジリーグに新天地を求めている。巨額の契約が飛び交う舞台で、誰が最も高額な報酬を手にしているのか。今回は、サウジリーグの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月22日時点[2/5ページ]
9位:マルセロ・ブロゾヴィッチ(元クロアチア代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年11月16日
所属クラブ:アル・ナスル
推定年俸:2420万ユーロ(約41.1億円)
アル・ナスル加入後3シーズン目を迎えるマルセロ・ブロゾヴィッチが9位にランクインした。
推定年俸は2420万ユーロ(約41.1億円)となっている。
母国クロアチアでプロキャリアを始めたブロゾヴィッチは、2012年夏に加入したディナモ・ザグレブで評価を高め、2015年冬にインテルへレンタル移籍を果たした。
以降は中盤の底で抜群の戦術眼と豊富な運動量を発揮し、アンカーとしてチームを支え続けた。
2020/21シーズンには11年ぶりとなるセリエA制覇に大きく貢献。さらに、2022/23シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝へとチームを導き、欧州最高峰の舞台でも存在感を示した。
また、代表チームでもクロアチアの中盤を長年支え、2018年のFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会準優勝、2022年のカタールW杯3位と黄金期を築いた立役者の一人である。
インテルでは長らく主力を務めたが、クラブの財政難から放出候補となり、2023年夏にアル・ナスルへ移籍した。
欧州トップレベルでまだ十分に戦える力を持ちながら、年俸2420万ユーロという破格の条件は大きな決断を後押しした。
アル・ナスルではクリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネらスター選手とともにプレーし、中盤の司令塔としてチームの心臓を担っている。
全盛期を欧州で過ごしたブロゾヴィッチにとって、中東での挑戦はキャリアの集大成ともいえるだろう。