欧州の舞台を沸かせたスーパースターたちが、次々とサウジリーグに新天地を求めている。巨額の契約が飛び交う舞台で、誰が最も高額な報酬を手にしているのか。今回は、サウジリーグの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月22日時点[3/5ページ]
8位:セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(元セルビア代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年2月27日
所属クラブ:アル・ヒラル
推定年俸:2500万ユーロ(約42.5億円)
8位にランクインしたのは、アル・ヒラルでプレーするセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチだ。
推定年俸は2500万ユーロ(約42.5億円)とされている。
セルビア代表の中盤を長年支えてきたミリンコヴィッチ=サヴィッチは、圧倒的なフィジカルと高いテクニックに加え、得点力と展開力も兼ね備える希少な存在として評価を高めてきた。
プロキャリアを母国のヴォイヴォディナでスタートさせた後、2014年夏にベルギーのヘンクに移籍。そのわずか1年後、セリエAの名門ラツィオに1200万ユーロ(約20.4億円)の移籍金で引き抜かれた。
ラツィオでは在籍8シーズンで公式戦341試合に出場し69得点58アシストという輝かしい成績を残し、セリエA屈指の万能型MFとして名を馳せた。
2023年夏、長らく噂されていたビッグクラブ行きではなく、アル・ヒラルを新天地に選択する驚きの決断を下す。
移籍金は4000万ユーロ(約68億円)と、欧州での評価を保ったままサウジアラビアへ渡った。
アル・ヒラルでも加入初年度からリーグ戦30試合で11得点12アシストを記録し、大きなインパクトを残した。現在も攻守の要としてチームを牽引している。
年俸2500万ユーロという破格の条件と、スター軍団の一員として挑む新たな舞台は、彼の新たなモチベーションとなっている。