欧州の舞台を沸かせたスーパースターたちが、次々とサウジリーグに新天地を求めている。巨額の契約が飛び交う舞台で、誰が最も高額な報酬を手にしているのか。今回は、サウジリーグの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月22日時点[2/5ページ]
4位:サディオ・マネ(セネガル代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年4月10日
所属クラブ:アル・ナスル
推定年俸:4000万ユーロ(約68億円)
4位にはアル・ナスルでプレーするサディオ・マネがランクインした。
推定年俸は4000万ユーロ(約68億円)にのぼり、サウジアラビアでプレーする選手の中でも屈指の高額報酬を手にしている。
2011年にフランスのFCメスでプロデビューを飾ったマネは、翌年にオーストリアのザルツブルクへ加入。
公式戦87試合で45得点32アシストという驚異的な成績を残し、ヨーロッパでの評価を一気に高めた。
2014年夏にサウサンプトンへ移籍すると、プレミアリーグの舞台でも圧倒的なスピードと得点力で存在感を放った。
その活躍が認められ、2016年に4100万ユーロ(約69.7億円)の移籍金でリヴァプールへ加入。名将ユルゲン・クロップ監督の下でモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノと強力なフロントスリーを形成した。
2018/19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇、2019/20シーズンのプレミアリーグ制覇は、マネらの活躍して成し遂げられなかった。
2022年夏にはバイエルン・ミュンヘンへ移籍。リヴァプール時代の年俸600万ユーロ(約10.2億円)から、2200万ユーロ(約37.4億円)へと大幅に昇給した。
しかし、怪我による長期離脱や、CL準々決勝マンチェスター・シティ戦後に、チームメイトのレロイ・サネと衝突し顔面を殴打するなどの問題行動が目立ち、わずか1年での退団を余儀なくされた。
2023年夏、マネはバイエルンでの挑戦を切り上げ、推定年俸4000万ユーロという破格の条件を提示したアル・ナスルへ移籍を決断した。
現在は、持ち味のスピードとドリブルを活かし、クリスティアーノ・ロナウドや、今季加入したジョアン・フェリックスらとともに、強力な攻撃陣を形成している。
30歳を超えてなお、勝負強さと経験でチームを引っ張るマネ。アル・ナスルでもタイトルを獲得することはできるだろうか。