欧州の舞台を沸かせたスーパースターたちが、次々とサウジリーグに新天地を求めている。巨額の契約が飛び交う舞台で、誰が最も高額な報酬を手にしているのか。今回は、サウジリーグの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月22日時点[3/5ページ]
3位:カリム・ベンゼマ(元フランス代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1987年12月19日
所属クラブ:アル・イテハド
推定年俸:5000万ユーロ(約85億円)
3位にランクインしたのは、アル・イテハドでプレーする元フランス代表FWカリム・ベンゼマだ。
推定年俸は5000万ユーロ(約85億円)で、トップ3入りを果たした。
2007/08シーズンに19歳でリヨンの背番号10を託され、リーグ・アンで20得点を記録したベンゼマは、翌シーズンも17得点を挙げ、クラブのリーグ7連覇に大きく貢献した。
ヨーロッパ屈指の若きストライカーとして名を轟かせると、2009年夏にレアル・マドリードへ移籍。
当時のマドリーはクリスティアーノ・ロナウド、カカ、シャビ・アロンソらを獲得する大型補強を敢行しており、ベンゼマは大きな注目を浴びながら白い巨人の一員となった。
加入当初はプレッシャーもあり適応に時間を要したが、次第に才能を発揮する。
数々のスーパースターが入れ替わる中でも、14シーズンに渡ってポジションを守り抜き、公式戦648試合で354得点155アシストを記録。
ラ・リーガ4回、コパ・デル・レイ3回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)5回など、計25個のタイトルを獲得し、クラブ史に名を刻んだ。
通算得点数はクリスティアーノ・ロナウドに次ぐクラブ歴代2位。特にロナウド、ガレス・ベイルと形成した“BBC”トリオは圧倒的な破壊力でサッカー史に残る攻撃ユニットとなった。
また、2022年には初のバロンドールを受賞し、名実ともに世界最高のフットボーラーの地位を確立した。
そして2023年夏、長年過ごしたマドリーを退団し、フリーでアル・イテハドへ加入。
年俸はマドリー時代の2400万ユーロ(約41.8億円)から倍増となる5000万ユーロに跳ね上がり、サウジアラビアリーグでも屈指の高額報酬を手にしている。
今季開幕戦のアル・アフドゥードゥ戦ではハットトリックを達成。37歳となった今でも高い決定力は健在だ。