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コラム 2か月前

「誇りで胸がいっぱい」いま、クレモネーゼが熱い! “弦楽器の街”が奏でる歓喜の残留へのハーモニー【コラム】

シリーズ:コラム text by 佐藤徳和 photo by Getty Images

「誇りで胸がいっぱい」

 しかし、トップチームでの出番はなく、レンタル移籍を繰り返し、2019年にセリエCのヴィテルベーゼに移籍。2022年にアスコリからレッチェにチームを変えて、25歳でセリエAデビューを実現させた。

 ラガーマンのような鋼の肉体を擁し、レッチェで人気者となったセンターバックだ。

 迎えた24日の今季開幕節では、ミランに2-1で勝利。28分、アレッシオ・ゼルビンのクロスから先制点を奪う。この時、ゴール前に飛び込み、頭でねじ込んだのがバスキロットだった。

 前半終了間際には、同点弾を喫してしまうが、61分、ジュッゼッペ・ペッツェッラのクロスに、フェデリコ・ボナッツォーリが、体を宙に浮かせながらジャンピングボレーを叩き込んで勝ち越しに成功。このまま2-1で逃げ切り、サン・シーロでミランを相手に初めて白星を手にした。

 2点目の起点にもなったバスキロットは「このような形でスタートできたのは素晴らしいことで、誇りで胸がいっぱいだ。クレモナに来て、チームメイトが本当に温かく迎えてくれました。このゴールは、温かく迎えてくれたチームのみんなに捧げたい。スタッフ、クレモナという街全体に捧げる」と喜びに浸った。

 そして、移籍市場最終日の9月1日、ビッグニュースがクレモナから発せられる。

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