移籍市場でのサプライズとなったヴァーディの獲得
プレミアリーグ史上最年長得点王で“ミラクル・レスター”のシンボル、ジェイミー・ヴァーディの獲得だ。
38歳と年齢から来る衰えは否めないが、昨季は1年ぶりに復帰したプレミアリーグで9得点をマーク。まだまだ健在ぶりをアピールしている。
クレモネーゼは、不世出の弦楽器製作者アントニオ・ストラディバリになぞらえて、“ストラディヴァーディ”と称して、加入を歓迎した。
「ニコーラ監督とは1時間にわたって電話で話し、その情熱やプロジェクト、そして自分が必要とされているという事実に心を打たれた。それはとても重要な要素だった」と話すと
「(元レスター指揮官の)エンツォ・マレスカとは、クレモネーゼとの接触があったときにたくさん話をし、このクラブでプレーするよう勧めてくれた。このオファーが現実となったとき、迷いはなかった」とオファーを快諾した経緯を明かしている。
残留請負人のニコーラを新監督に招聘し、欧州全土で名を馳せるヴァーディを獲得した今季のクレモは、明確なシグナルを放った。それは「必ず残留する」という強い決意だ。