RCDマジョルカに所属する浅野拓磨が、現地時間27日に行われたラ・リーガ第7節のデポルティーボ・アラベス戦で決勝点を挙げ、チームに初白星をもたらした。試合後、ハゴバ・アラサテ監督が、貴重なゴールを決めた日本人アタッカーの重要性について語った。スペインメディア『Estadio Deportivo』が報じている。
ハゴバ・アラサテ監督が浅野拓磨について言及
前節のサッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダ戦(0-1の敗戦)では、ベンチ入りしたものの、出番のなかった浅野。今節のホームでのアラベス戦では、先発メンバーに名を連ねると、37分には今季初得点となる先制点をマークした。しかし、68分に怪我を負ったために交代を要求し、ピッチを後に。それでも浅野のゴールを最後まで守り切ったマジョルカは、今季初勝利を手にした。
試合後、浅野の怪我の状況について問われたアラサテ監督は「少しの違和感と痛みを感じたようだ。詳しくは検査結果を見てみないと分からない」とコメントしたうえで、30歳の快速アタッカーの重要性について言及した。
「うちでは“60分プレーヤー”として考えている選手なんだ。実際、その60分の間で見せる運動量やスプリント回数は、他の選手が90分かけてやるレベルに匹敵する。だからこそ、我々にとって本当に重要な選手なんだ。ただ、常に注意して見守らなければならない。今日は60分を過ぎてから“赤信号”が出てしまい、もしかすると交代が遅すぎて、ケガにつながったかもしれない。とはいえ、浅野にはもっと長くプレーしてもらう必要がある」
昨シーズンから度重なる負傷に悩まされているものの、指揮官からの信頼を掴んでいる浅野。ピッチに立てば、存在感を示しているだけに、早期復帰となることを期待したい。
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