日本女子サッカープロサッカーの最高峰・WEリーグが開幕してから今季で5年目。2024/25シーズンは公式戦総入場者数が過去最多の33万人越えを記録し、同リーグが主催するクラシエカップ・決勝戦に至っては2万1,524人を動員した。今回は、成長著しいWEリーグの平均観客数に着目し、動員が多かったクラブをランキング形式で紹介する。※データの参照元はWE LEAGUE Data Site[5/5ページ]
6位:RB大宮アルディージャWOMEN(旧大宮アルディージャVENTUS)

【写真:Getty Images】
24/25リーグ戦平均動員数:1,740人
前年度:1,799人(-3.28%)
2025年7月、大宮アルディージャVENTUSはチーム名をRB大宮アルディージャWOMENへと変更。心機一転でさらなる躍進を目指している。
現在の動員規模は中位クラスだが、WEリーグ発足以降やや右肩下がりなのが気がかりだ。
2021/22シーズンから最終順位で9位、6位、7位、11位と低迷が目立つように、平均観客数も減少傾向にある。
2024/25シーズンのホームゲーム平均観客数は1,740人で、前年度は1,799人。この2年間で比較するとほとんど誤差のように見えるが、リーグ初年度は2,279人を記録している。
昨シーズンはレジェンドの引退も影響があったかもしれない。
なでしこジャパンの一員として、2011年のFIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会制覇に貢献した鮫島彩が2023/24シーズン限りでスパイクを脱いだ。
同選手が大宮VENTUSに移籍してきたのが2021年1月。WEリーグ開幕前にチームのメンバーになると、2021年9月20日に行われたアルビレックス新潟レディース戦には3,419人が詰めかけた。
その2週間後に行われたリーグ第4節・三菱重工浦和レッズレディース戦にも3,364人がスタジアムを訪れており、高い注目度が続いていたことが分かる。
なお、同シーズン最多動員は第12節・ノジマステラ神奈川相模原戦の4,024人で、この記録は今も破られていない。
動員規模は鮫島だけの功績ではないだろうが、代表人気とスター選手の存在がいかにクラブの運営に影響があるかの一端を推し測ることができるのではないだろうか。
その意味でも、新生RB大宮Wにはニューヒロイン輩出に期待がかかる。
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