日本女子サッカープロサッカーの最高峰・WEリーグが開幕してから今季で5年目。2024/25シーズンは公式戦総入場者数が過去最多の33万人越えを記録し、同リーグが主催するクラシエカップ・決勝戦に至っては2万1,524人を動員した。今回は、成長著しいWEリーグの平均観客数に着目し、動員が多かったクラブをランキング形式で紹介する。※データの参照元はWE LEAGUE Data Site[4/5ページ]
2位:ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

【写真:Getty Images】
24/25リーグ戦平均動員数:3,623人
前年度:871人(+316%)
リーグ戦平均動員数において驚異的な成長を見せたのが、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースだ。
2023/24シーズンは871人だったのに対し、翌2024/25シーズンは3,623人を記録した。
この動員に大きく寄与したのが、今年5月6日に国立競技場で行われたJリーグとWEリーグのダブルヘッダーだ。
ジェフ千葉対RB大宮アルディージャと、ジェフ千葉L対RB大宮アルディージャWOMANが同じ日に同じ会場で行われた。
国立での男女同日開催は史上初の試みだったが、これが結果的にWEリーグ最多入場記録を更新する2万6,605人もの観客を呼び込んだ。
なお、試合は後半アディショナルタイムにジェフ千葉Lが失点したことにより、2-2の同点で終わっている。
これ以外にもダブルヘッダーは何度か実行されており、いずれも集客面で大きな成果を上げている。
9月27日に本拠地・フクダ電子アリーナで行われたちふれASエルフェン埼玉戦には4,491人が詰めかけている。
大きな歓声に後押しされ、ジェフ千葉Lは2-1で勝利。ここまでのリーグ戦7試合で2勝2分3敗と負け越しているが、ビッグマッチを勝ち切った影響は大きいはずだ。
WEリーグ発足以降、同クラブの最高順位は2021/22シーズンの4位。直近3シーズンは中位以下に甘んじているが、成績向上を考える上でもファン・サポーターの力は重要だ。
ダブルヘッダーは今後も手段として考えられるだろうが、それに乗じて勝ち星を積み上げていきたいところだ。
多くの人に試合を観てもらえる機会があるのは、言うまでもなく大きなアドバンテージである。