日本女子サッカープロサッカーの最高峰・WEリーグが開幕してから今季で5年目。2024/25シーズンは公式戦総入場者数が過去最多の33万人越えを記録し、同リーグが主催するクラシエカップ・決勝戦に至っては2万1,524人を動員した。今回は、成長著しいWEリーグの平均観客数に着目し、動員が多かったクラブをランキング形式で紹介する。※データの参照元はWE LEAGUE Data Site[5/5ページ]
1位:サンフレッチェ広島レジーナ

【写真:Getty Images】
24/25リーグ戦平均動員数:5,482人
前年度:2,907人(+88.6%)
リーグ制覇は未達成だが、2023/24シーズンから2年連続でWEリーグカップを優勝しているサンフレッチェ広島レジーナ。
リーグの順位も3季連続で5位と大崩れしないという見方もできるだろう。
そんな西の名門が、今回のランキングで堂々の1位に輝いた。2024/25シーズンの平均動員は5,482人。前年比で88.6%の大幅な増加だ。
理由はもちろん新スタジアム。2024年2月1日に開業した、レジーナおよびサンフレッチェ広島の本拠地「エディオンピースウイング広島」は凄まじい経済効果を生んでいる。
2023/24シーズン途中にオープンすると、その直後から劇的な効果をあげる。
リーグ第7節・ノジマステラ神奈川相模原戦(2024年1月6日開催)は「サンフレッチェビレッジ 広島第一球技場」で行われたが、この試合の入場者は1,139人。それ以前も2000人を超えれば御の字という集客具合だった。
ところが、ピースタが完成してから状況が一変する。
中断期間を挟んで同年3月3日に行われた第8節・アルビレックス新潟レディース戦には4,619人もの観客がスタジアムへ詰めかけた。
以降、2,000人を割った試合が、リーグ戦では今季第8節終了時点までにたった2回しかない。
広島の2024年度の決算(2024年2月~2025年1月)によれば、この期間における同クラブの売上は80億3,400万円。過去最高と報告された前年度の41億9800万円からほぼ倍増している。
先述の通り、レジーナは現段階でリーグ優勝を未達成だ。
その栄冠を手にしたとき、今の数字にどれほどポジティブな効果をもたらすのか測り知れない。
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