リバプールに所属する32歳の日本代表MF遠藤航が、来年1月の移籍市場で新たに選手を補強するまでの間、重傷により長期離脱した18歳のU-19イタリア代表DFジョヴァンニ・レオーニに代わり、センターバックとして起用されるかもしれない。英メディア『ザ・ハードアタック』が29日に報じている。
遠藤航、昨季はセンターバックとして活躍した経験も
遠藤の本職は守備的ミッドフィールダーだが、ライアン・フラーフェンベルフなどが主力のポジションを不動のものとしているため、出場機会が限られていた。遠藤は今季、公式戦5試合に出場しているが、最近ではベンチ止まりの状態が続いている。その一方で現在フィットしているセンターバックは、フィルジル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテ、ジョー・ゴメスの3人だけであり、コナテとゴメスのパフォーマンスが低調であることを考えると何らかの改善が必要だ。
リバプールは今夏の移籍市場でクリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイ獲得に動いていた経緯があり、再び来年1月に獲得を試みる可能性はある。ただ、その間に急場を凌ぐ人材が必須だろう。
そこで同メディアは、遠藤を指名し「レオーニの穴を一時的に埋められるかが注目点だ。経験豊富なベテランMFであり、加入以来リバプールで有用な存在となっている。元々は守備的MFだが、過去にDFとしてプレーした経験もある。必要とあれば、チームの力になれるかもしれない」と主張。ただし「理想を言えば、遠藤をセンターバックにコンバートするのではなく、来年1月に質の高い補強を行うことだ。プレミアリーグ優勝を再び狙うためにも、急場凌ぎの守備陣でシーズンを戦い抜く余裕はない」とも指摘している。
【関連記事】リバプールに再び黄金期が来るのか。今夏に大型補強を続ける理由。まだまだ終わらない!? 消極的な昨季からの変化【コラム】
トリコロールから青が消えていった。横浜F・マリノスサポーターが示した意思。リバプールとの親善試合で
記憶から消したい…。リバプール、最悪の補強ランキング1〜5位
【了】
