サッカー日本代表は来年に開幕を控えるFIFAワールドカップ北中米大会に向け準備を進めている。久保建英や三笘薫らが主力として定着している一方で、ここ最近は代表から声がかからず、ライバルたちに後れを取る選手も出てきている。今回は、W杯開幕まで1年を切った段階で日本代表に呼ばれなくなった選手を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。※データは『Transfermarkt』を参照。
GK:谷晃生(たに・こうせい)

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年11月22日
所属クラブ:FC町田ゼルビア
日本代表招集歴(最終):2025年6月
2025リーグ戦成績:28試合26失点
FC町田ゼルビアの守護神である谷晃生は、森保ジャパンで計算の立つバックアッパーとしてベンチに控える機会が多かった。
しかし、今年6月にはFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)に臨むサッカー日本代表メンバーへ順当に招集されたものの、7月の東アジアE-1サッカー選手権、9月のアメリカ合衆国遠征メンバーからは外れている。
谷は6月のオーストラリア代表戦で久々にA代表のピッチに立った。そしてこの試合では、さほど出番がなかったにもかかわらず、2度のミスを犯すなど安定感を欠いてしまった。
所属する町田でも軽率なミスがまったくないわけでなく、とりわけバックパスの処理に関してはネガティブな結果を引き起こすことが多い。GKという、ひとつのエラーが失点に直結するポジションの選手としては、致命的だ。
アメリカ合衆国遠征メンバーから外れたのは、怪我が影響しているものと思われる。しかし、E-1のメンバーから落選したのは、森保一監督からの明確なメッセージなのかもしれない。
そのE-1では鹿島アントラーズの早川友基が躍動。彼は今回のアメリカ合衆国遠征にも名を連ねており、一気に3番手に躍り出た感がある。谷にとっては、試練だ。
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