10月の国際親善試合(パラグアイ戦、ブラジル戦)に臨むサッカー日本代表の最新メンバーが2日に発表される。FIFAワールドカップ26開催まで残り1年となり、競争もより激しくなるだろう。その中で、果たして誰が選ばれるのか。今回は、10月シリーズの日本代表に推薦したい5人を紹介する。[3/5ページ]
GK:小島亨介(こじま・りょうすけ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年1月30日
所属先:柏レイソル
2025リーグ戦成績:32試合33失点
正守護神の鈴木彩艶と、スタメンでもおかしくない大迫敬介を擁する森保ジャパンのゴールキーパー(GK)陣は、最も新戦力が食い込みにくいポジションかもしれない。
ただ、そこにあえて“新たな血”の流入を勧めるのであれば、柏レイソルのゴールマウスを守る小島亨介はうってつけの存在だ。
小島がいなければ、2025シーズンにおける柏の大躍進は実現し得なかったと言ってもいいだろう。
今季、アルビレックス新潟から完全移籍で加わった小島は、明治安田J1リーグで32試合に出場。抜群の反射神経を活かしたセーブで決定機を阻止するだけでなく、類まれな足元の技術でビルドアップの起点にもなり、リカルド・ロドリゲス監督が標榜する「つなぎのスタイル」を体現している。
コパ・アメリカ2019やEAFF E-1サッカー選手権2019で招集を受けたことはあるものの、小島はいまだに代表チームで試合に出場した経験がない。
とはいえ、森保一監督とは2018年のAFC U-23選手権に臨むU-21日本代表に招集された時から関係性があり、互いのことはよく知っている。
何より、今季の柏でリーグトップのクリーンシート総数(14試合)を記録している28歳守護神の活躍を、森保監督が一度もチェックしていないはずはない。
10月の代表ウィークで、森保ジャパン“3人目のGK”として小島が選ばれたとしても何ら不思議ではない。
J1優勝争いを演じる柏(4位)を最後方から支えている実績は、代表入りへの大きな後押しとなるに違いない。