10月の国際親善試合(パラグアイ戦、ブラジル戦)に臨むサッカー日本代表の最新メンバーが2日に発表される。FIFAワールドカップ26開催まで残り1年となり、競争もより激しくなるだろう。その中で、果たして誰が選ばれるのか。今回は、10月シリーズの日本代表に推薦したい5人を紹介する。[5/5ページ]
FW:坂本一彩(さかもと・いさ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年8月26日
所属先:ウェステルロー(ベルギー)
25/26リーグ戦成績:9試合3得点2アシスト
ベルギーの地で高い得点能力を見せつけている坂本一彩も、森保一監督に推薦状を送りたい選手の1人だ。
現在プレーしているウェステルロー(ベルギー)ではトップ下のポジションを完全に確保し、攻撃の中核を担っている。
坂本がユース年代から在籍したガンバ大阪を離れる決断を下したのは、今年1月のことだった。
2024/25シーズンはレンタル移籍の形でウェステルローに加わると、途中加入ながらリーグ戦19試合で6得点2アシストをマークし、チームのジュピラー・プロ・リーグ残留に大きく貢献した。
契約が完全移籍に切り替わった2025/26シーズン、坂本のプレーぶりはさらに凄みを増している。
ここまでリーグ戦全9試合に先発出場し、3得点2アシストを記録。最も効果的なタイミングで2列目からゴール前に侵入できるのは、坂本独特の“ゴールの匂い”を嗅ぎつける能力の賜物だ。
ウェステルローで担っている役割を踏まえると、坂本の森保ジャパン入りは決して夢物語ではない。森保監督は今年9月のアメリカ合衆国遠征で4-2-3-1を試したが、トップ下で起用された鈴木唯人は今一つ存在感を発揮できなかった。
南野拓実や久保建英といった実績のある選手たちを据えるのが最も安全な策だが、戦力の積み増しをはかるのであれば坂本の抜擢は検討すべきオプションである。
10月の代表ウィークで22歳の若武者が招集リストに含まれている可能性は十分にあり得るだろう。
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