動画配信サービス『Amazon Prime Video』の公式SNSは9月28日に、世界の各大陸ごとのベストイレブンを選出した。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は29日に、ベストイレブンに選ばれたサッカー日本代表の選手と韓国代表の数を比較しつつ、韓国の選手の方が少なかったことを驚きとともに伝えている。
ベストイレブンから日韓の差を比較
【写真:Getty Images】
『Amazon Prime Video Sport』のインスタグラム公式アカウントでは、ヨーロッパ、南米、北米、アフリカ、そしてアジア大陸ごとのベストイレブンを選出した。
アジア・オセアニアのベストイレブンには、日本代表からMF遠藤航、MF三笘薫など、最多となる5名が選ばれている。一方で、韓国代表はFWソン・フンミン、DFキム・ミンジェの2人だった。他には、サウジアラビア、オーストラリア、ニュージーランド、そしてイランから1名ずつ選出されている。
同メディアは、「韓国サッカーに非常事態宣言だ。パク・チソン、ソン・フンミンの後継者がいない。アジアベストイレブンに韓国代表からは2人、日本代表からは5名選ばれた」と前置きし、次のように述べた。
「ソン・フンミンとキム・ミンジェを除けば、アジア最高レベルの選手が韓国サッカーにはいない。『Amazon Prime Video Sport』が各大陸のベストイレブンを選定したが、11人中韓国の選手は2人だけだ。日本はなんと5人も選ばれている。日本がアジアで高い評価を受けているということを考慮しなければいけないが、2人しか選ばれなかった韓国には深刻な問題がある」
そして、「ソン・フンミンとキム・ミンジェが引退した場合、後に続く選手がいない。イ・ガンインがパリ・サンジェルマンで活躍すれば、アジア最高の選手として認められるだろう」と指摘しつつ、「ファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC)、ファン・インボム(フェイエノールト)らも30歳になる。これまでの韓国サッカーはスターに依存してきた。中心選手を支える次世代のプレーヤーが成長しなければいけないが、世代交代がうまく進んでいるという感覚はない。ヤン・ミンヒョク(ポーツマス)など数多くの有望株がいるものの、日本の選手と比べると成長が遅れている」と、日韓の差を比較して、韓国が遅れを取りつつあると強調した。