U-20ワールドカップ(U-20W杯)グループステージ第2節、U-20チリ代表対サッカーU-20日本代表の試合が現地時間9月30日に行われ、日本が2-0で勝利した。この試合では、U-20日本代表DF市原吏音がPKを冷静にチップキックで決めて、チームに勢いをもたらした。
完全アウェイの地で大胆不敵なパネンカを決める!
【写真:Getty Images】
開催国のチリとの対戦ということもあり、完全にアウェイの状態のスタジアムで第2節を迎えた日本。前節のU-20エジプト代表戦から先発を2名変更し、MF平賀大空とFW高岡伶颯が今大会初のスタメン出場を果たしている。
何度かチャンスを作っていた中で迎えた31分、DFマティアス・ペレスに高岡がペナルティエリア内で倒されて、日本がPKを獲得した。キッカーを務めたのは高岡だ。しかし、高岡がゴール左下隅に放った一撃は、GKセバスティアン・メラに止められてしまった。先制のチャンスを逃した日本は、その後もゴールを決めることができずに前半を終えている。
すると、55分に再び日本にチャンスが訪れた。MF齋藤俊輔が、ボックス内でFWウィリー・シャティリエに後ろから倒されて、この試合2度目となるPKを得る。キッカーを務めた市原は、ふわっとしたボールを蹴り、完全アウェイの地でパネンカを成功させた。その後、市原のゴールで勢いに乗った日本は、82分に途中出場のMF横山夢樹がダメ押しゴールを決めている。
そのまま試合は終了し、日本が2-0で開催国のチリを撃破した。他グループの結果もあり、2連勝した日本は、最終節のU-20ニュージーランド代表戦を前にして、グループステージ突破を決めている。