昨季は無冠に終わり、雪辱を期すべくシャビ・アロンソ新監督を招聘したレアル・マドリード。その中で最も高額な給与を手にしているのは誰なのか。今回は、レアル・マドリードの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月30日時点[3/5ページ]
3位:ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年7月12日
推定年俸:2083万ユーロ(約35.4億円)
24/25リーグ戦成績:30試合11得点10アシスト
推定年俸ランキングでトップ3入りとなったのは、ブラジル代表FWヴィニシウスだ。
16歳にしてレアル・マドリードと契約を結んだヴィニシウスは、18歳を迎えた2018年夏、4500万ユーロ(約76.5億円)の移籍金でスペインの地に降り立った。
当初は3部に所属していたカスティージャ(Bチーム)登録だったが、わずか5試合で4得点1アシストを記録し、早くもそのポテンシャルを見せつけた。
その後、トップチームでも出番を増やしたが、判断力やフィニッシュ精度の面で課題もあり、批判にさらされる時期も少なくなかった。
そんなヴィニシウスにとって大きな転機となったのは2021/22シーズンである。
それまでのリーグ戦でのキャリアハイは3得点にとどまっていたが、この年は一気に爆発。17得点11アシストを記録し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝ではゴールを挙げ、クラブを欧州王者へと導いた。
以降はシーズンを重ねるごとに得点を積み上げ、攻撃を牽引する存在に成長。いまやキリアン・エムバペと並ぶ二大エースとして、チームの象徴となっている。
一方で、挑発的な言動や振る舞いによってアウェイゲームではブーイングの対象になることも多く、ピッチ外で物議を醸してきたのも事実だ。
さらに、現在手にしている2083万(約35.4億円)ユーロの年俸に満足せず、エムバペと同水準の待遇を望むなど、契約延長の交渉が難航していると報じられている。
今季もリーグ戦で3得点と好調を維持しているが、7試合で8得点を挙げるエムバペに比べると、主役の座を譲っている感は否めない。
背番号7の去就をめぐる動向は、今後もしばらくクラブの周辺を騒がせることになりそうだ。