多くの観客を呼び込むために、多くのサッカークラブにとってスタジアムの立地は重要事項だ。市街地から離れている場所に人を呼び込む場合は、アクセス向上に不断の努力を求められる。今回はJリーグ全クラブを対象に、最寄駅からスタジアムまでの徒歩所要時間を『Googleマップ』で調査し、駅近TOP10を紹介する。[4/5ページ]
2位:セレッソ大阪

【写真:Getty Images】
ホームスタジアム:ヨドコウ桜スタジアム
最寄り駅:鶴ヶ丘駅
最寄駅から徒歩:約4分
1987年4月に開場し、間欠的に改修工事が行われてきたヨドコウ桜スタジアム。2021年4月に完工し、臨場感のある球技場として生まれ変わった。
セレッソ大阪の本拠地として知られる同施設は、抜群のアクセスの良さを誇る。
最寄りの鶴ヶ丘駅から徒歩約4分で到着し、長居駅からもおよそ10分歩けば辿り着く。
新大阪駅や梅田駅から長居駅へそれぞれ電車1本でアクセスでき、関西空港から鶴ヶ丘駅までは1回の乗り換えを経て1時間程度で行ける。
地元サポーターはもちろん、遠方からのファンにも優しい好立地である。
同スタジアムの入場可能人数は24,481人。2024シーズンのリーグ戦における平均入場者数は17,903人。平均収容率は73.1%。Jリーグの定義によれば、満員に達するのは80%以上だ。
その水準にはわずかに届かなかったが、ガンバ大阪との“大阪ダービー”では21,962人もの観客がセレッソの本拠地を訪れている。
より多くの観客を動員できるヤンマースタジアムを使用していた時代は、平均入場者が20,000人を超える年もあった。
しかし観客からより近いところで選手のプレーを堪能できる今、当時と比べてサッカーの熱量を確かに感じられるかもしれない。