リオネル・メッシを筆頭に、数多くのスター選手が集い盛り上がりを見せているMLS(メジャー・リーグ・サッカー)。そんな同舞台では、複数の日本人選手も奮闘している。彼らは果たして、“世界の中心”とも言われるアメリカ合衆国でどれだけ稼いでいるのか。MLS日本人選手の年俸をランキング形式で紹介する。(年俸は「MLS Players Association」を参照[2/5ページ]
4位:吉田麻也(よしだ・まや)

【写真:Getty Images】
生年月日:1988年8月24日
所属:ロサンゼルス・ギャラクシー
年俸:455,000ドル(約6825万円)
2025年リーグ成績:26試合2得点1アシスト
2022年のFIFAカタールワールドカップ(W杯)まで日本代表で主将を務め、プレミアリーグで通算154試合に出場した吉田麻也は、2023年夏から活躍の場をMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに移している。
開幕からキャプテンを務めた2024シーズンは公式戦41試合に出場。ウェスタン・カンファレンスを2位で終え、年間王者を決めるMLSカップで10年ぶりの優勝を果たしたチームを最終ラインから守備の要として支えた。
シーズン終了後にLAギャラクシーと新たに2年契約を結んだ吉田だが、MLSのサラリーキャップの影響で80万ドル(約1.2億円)から45.5万ドル(約6825万円)への減俸を余儀なくされた。
このサラリーキャップの影響もあって主力選手が流出したLAギャラクシーは、王者として迎えた2025シーズンで大苦戦。2月から5月にかけてはリーグ戦で勝利がなく、初勝利は第17節と大きな後れを取った。
7月以降は4勝と立て直しているが、それでも第34節終了時点では最下位に沈んでいる。
優勝した昨季も相手との打ち合いを自慢の得点力で勝ってきたチームであり、もともと失点が多かったが、今季は31試合で62失点とさらに多くのゴールを許している。
吉田はこの難しいチーム状況でチームをまとめることができるだろうか。