リオネル・メッシを筆頭に、数多くのスター選手が集い盛り上がりを見せているMLS(メジャー・リーグ・サッカー)。そんな同舞台では、複数の日本人選手も奮闘している。彼らは果たして、“世界の中心”とも言われるアメリカ合衆国でどれだけ稼いでいるのか。MLS日本人選手の年俸をランキング形式で紹介する。(年俸は「MLS Players Association」を参照[3/5ページ]
3位:久保裕也(くぼ・ゆうや)

【写真:Getty Images】
所属:FCシンシナティ
年俸:75万ドル(約1.1億円)
2025年リーグ成績:13試合1得点0アシスト
18歳で日本代表に初招集された久保裕也は、スイスの強豪ヤング・ボーイズやベルギーのヘントなどを経て、2020シーズンから現在も所属するFCシンシナティでプレーしている。
ヨーロッパでプレーしていた時は主に前線での起用が多かったが、MLSに活躍の場を移して以降は中盤やウイングバックなどプレーの幅を広げている。
そのため、本来の持ち味だった得点数はあまり伸びていなかったが、2024シーズンは10ゴールを記録し、移籍後初となる2桁得点を達成した。
なお、2018年に創設されたFCシンシナティは歴史が浅いクラブであり、久保がクラブの歴代最多出場試合数の記録を保持している。
迎えた2025シーズンはプレシーズンに合流しなかったことで「無断欠席」報道も報じられたが、結果的にチームに残留。
開幕戦からスタメンに名を連ねたが、3月末から筋肉や足首の怪我に悩まされており、第34節終了時点で13試合の出場に留まる難しいシーズンを過ごしている。