日本サッカー協会(JFA)は2日、10月のキリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)に臨むサッカー日本代表のメンバーを発表した。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は同日に、10月の2連戦で同じ相手と対戦する日本代表と韓国代表のメンバー選考に対する考えの違いについて比較している。
日韓を比較
【写真:Getty Images】
森保一監督率いる日本代表は、10日にパラグアイ代表、14日にブラジル代表と対戦する予定だ。最新のメンバーには、遠藤航や久保建英、鎌田大地らが順当に名を連ねている。なお、現地時間9月26日に行われたプレミアリーグ第6節のチェルシー戦で、左足を痛めていた三笘薫は招集外となった。
一方で、韓国代表は10日にブラジル代表、14日にパラグアイ代表との試合を控えている。同メディアは、「日本の招集メンバーには少し変化があった。田中碧や中村敬斗、斉藤光毅、藤田譲瑠チマなどが選ばれている。アジア最高の市場価値を誇る三笘が招集外となったのは驚きだ」と前置きし、次のように述べている。
「韓国とは全く違う選手構成だ。本大会行きを決めた後、韓国代表を率いるホン・ミョンボ監督は3バック戦術の実験を始めており、新たな“プランA”を模索している。アジアでは強い韓国だが、客観的に見てもワールドカップの舞台では強豪とは言えない。現実的な選択を下したのだ。3バックへの変化に伴い、チームにDFが増えている」
また、「10月のAマッチに向けて、韓国代表は11人のDFを選出した」と述べつつ、「森保監督は既存のプランAを推し進めるようだ。4バックベースの戦術も採用することから、DFはわずか8名しか招集していない。日本の強みである2列目と3列目の選手を大量に招集し、ブラジルとパラグアイ相手にもプランAが通用するか実験するようだ」と、10月の2連戦に臨む日本代表と韓国代表のメンバーを比較した。
そして、「9月の2連戦では、アメリカとメキシコ相手に1分1敗で無得点という衝撃的な結果に終わった。森保監督は、今回の10月のAマッチで内容だけではなく、結果も出さなければいけないというプレッシャーを感じている」と、言葉を続けている。