U-20ワールドカップ(U-20W杯)のグループステージ(A組)第3節、サッカーU-20日本代表対ニュージーランド代表の試合が、現地時間3日に行われる。韓国メディア『FT SPORTS』は3日に、U-20W杯グループリーグ突破を決めた日本代表と敗退の危機にある韓国代表の対照的な状況について報じた。
崖っぷちの韓国と好調の日本
【写真:Getty Images】
チリで行われているU-20W杯に参戦した日本は、第1節のU-20エジプト代表戦を2-0で制すと、第2節では開催国のU-20チリ代表を2-0で撃破して、グループステージ突破を決めた。
一方で、B組の韓国は初戦のU-20ウクライナ代表に1-2で敗れると、第2節のU-20パラグアイ代表戦では、相手が前半に退場者を出したにも関わらず、ゴールを奪えずに痛恨のスコアレスドローという結果に終わった。1分1敗という結果により、B組最下位に落ち込んでおり、最終節の結果次第ではグループ敗退もありうる状況だ。
同メディアは、「日本は2連勝、韓国は崖っぷちで“ベスト16”も危うい」と前置きし、日韓の現状について次のように述べている。
「イ·チャンウォン監督率いる韓国代表チームは、最終節を前にして1分1敗で最下位となっている。韓国がグループ敗退の危機に陥っている一方で、宿命のライバルである日本は2連勝で早くもグループステージ突破を決めた」
また、「(パラグアイ戦は)衝撃的な結果だった。相手選手が前半で退場し、後半45分間にわたって数的優位に立ちながら、有利な状況を活かすことができなかった」と述べつつ、「不振に陥っている韓国とは異なり、日本は初戦でエジプトを圧倒した。チリにも完勝し、16年ぶりとなるベスト8進出を決めている」と、言葉を続けている。
そして、「韓国が決勝トーナメントに進出するためには、最終節のU-20パナマ代表戦で勝利しなければいけない。今大会は、各グループの3位のうち上位4チームがベスト16に進出するため、最終戦での勝利は最低条件だ」と、苦しい状況に陥った韓国代表の現状を伝えている。