サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、現在行われているFIFA U-20ワールドカップ(W杯)で戦うU-20サッカー日本代表選手たちの市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は3日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[2/5ページ]
4位:佐藤龍之介(さとう・りゅうのすけ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2006年10月16日
市場価値:55万ユーロ(約9400万円)
所属クラブ:ファジアーノ岡山
今季リーグ成績:24試合5得点1アシスト
4位にランクインしたのは、18歳にしてU-20日本代表メンバーの主力となっている佐藤龍之介だ。
その佐藤は世代別の日本代表だけでなく、A代表にも招集されるほどの逸材である。
2024年にアカデミー時代を過ごしたFC東京へ加入した佐藤。タレント揃いの同クラブでは出場機会がほぼなく、1年目はリーグ戦3試合で47分のみに留まった。
そんなFC東京の逸材は、今季初のJ1リーグに昇格したファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍する。
すると、本来のポテンシャルを存分に発揮し、リーグ戦ここまで24試合5得点1アシストと好調さを見せている。
これらの活躍やこれまでの世代別の代表での成績、将来性が考慮され、A代表選出に繋がったのだろう。
当然、今回のFIFA U-20ワールドカップ(W杯)メンバーにも選出され、すでに2試合連続スタメン出場を果たしている。
まだ目に見える結果を残せてはいないが、佐藤のポテンシャルを考えれば、第3戦以降で期待に応える活躍をするだろう。
そんな佐藤の市場価値は、推定55万ユーロ(約9400万円)とされており、FC東京在籍中だった昨年12月から現時点(2025年5月)で35万ユーロ(約6000万円)も上がっている。
将来の日本代表を背負っていくであろう佐藤は、FIFA U-20W杯でどれだけのインパクトを残してくれるのか、要注目したいところだ。