サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、現在行われているFIFA U-20ワールドカップ(W杯)で戦うU-20サッカー日本代表選手たちの市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は3日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[4/5ページ]
2位:大関友翔(おおぜき・ゆうと)

【写真:Getty Images】
生年月日:2005年2月6日
市場価値:60万ユーロ(約1億円)
所属クラブ:川崎フロンターレ
今季リーグ成績:20試合2得点2アシスト
2位にランクインしたのは、今季川崎フロンターレに復帰した大関友翔だ。
川崎U-18出身の大関は、2023年トップチームに昇格。しかし、ピッチに立ったのはACL(現:AFCチャンピオンズリーグエリート)での1試合のみだった。
そのため翌年は、J3リーグの福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍する。
武者修行先では、リーグ戦32試合8得点6アシストと、どちらもチーム2位の記録を残した。
それが実を結び、2025年には川崎へ復帰。その後は、成長した力を存分に発揮すると、リーグ戦20試合2得点2アシストをマークしている。
そんな大関は、これまで世代別の日本代表で背番号「10番」を背負ってきた。
AFCU-20アジアカップでは全試合出場。チームにとってどれだけ必要不可欠な存在なのかわかる。
そして7月には、東アジアE-1サッカー選手権2025(E-1選手権)のメンバーに招集。国内組のみではあるが、初のA代表デビューを飾った。
飛躍の年となっている大関は、FIFA U-20ワールドカップ(W杯)のメンバーにも選出され、日本のエースとしてこの大会に望んでいる。
その大関の市場価値は、推定60万ユーロ(約1億円)に到達し、昨年の6月時点の10万ユーロ(約1700万円)から約6倍まで膨れ上がっている。
また、J1の20歳以下の選手の中で2番目の金額と、国内の若手選手の中で高く評価されている。