サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、現在行われているFIFA U-20ワールドカップ(W杯)で戦うU-20サッカー日本代表選手たちの市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は3日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[2/5ページ]
9位:梅木怜(うめき・れい)

【写真:Getty Images】
生年月日:2005年8月25日
市場価値:20万ユーロ(約3400万円)
所属クラブ:FC今治
今季リーグ成績:25試合0得点2アシスト
9位にランクインしたのは、FC今治の右ハーフを務める梅木怜だ。
東京の名門である帝京高校を経て、2024年にFC今治へ加入した梅木は、プロ1年目ということもありシーズン序盤戦はベンチ外が続いた。
しかし、徐々にピッチに立つ時間を増やし、自らの力でスタメンの座を手に入れた。
そして今季は、さらに出場機会を増やし、リーグ戦ここまで25試合出場2アシストを記録している。
そんな梅木は、世代別の日本代表では本職の右SBとして、試合に出場。AFC U-20アジアカップでは全試合に出場し、2アシストをマークした。
このほかに、6月に行われた国際親善試合では4試合のうち3試合スタメン出場と、チームに欠かせない存在だと証明して見せた。
その梅木は、現在行われているFIFA U-20ワールドカップ(W杯)チリ2025でも全試合スタメン出場し、2試合連続クリーンシートに貢献している。
世代別の右SBとして絶対的な存在の梅木の市場価値は、プロデビュー当時(2024年6月)は推定1万ユーロ(約170万円)だったが、1年後の現在は推定20万ユーロ(約3400万円)まで上昇している。
日本の代表として戦っているU-20W杯でアシストなど結果を残すことができれば、さらに市場価値も伸びてくるだろう。