U-20サッカー日本代表は現地時間3日、FIFA U-20ワールドカップチリ2025・グループA第3節でU-20ニュージーランド代表と対戦し、3-0の勝利を収めた。U-20日本代表GK荒木琉偉が今大会初スタメンで、チームの3試合連続無失点と3連勝に大きく貢献している。

荒木琉偉がピンチを防ぐ

　これまでの2試合はピサノ・アレックス幸冬堀尾がゴールマウスを守り、2試合連続のクリーンシート（無失点）。グループリーグ突破が決まっていたU-20日本代表のGKとして先発起用されたのは、ここまで出場機会の無かった荒木だった。

　試合は、21分に小倉幸成のゴールで先制すると、64分に平賀大空の強烈なシュートから相手のオウンゴールを誘発し、追加点を奪う。さらに、82分の石井久継の得点で3-0の勝利を収めた。

　荒木が好セーブを見せたのは、1点リードで迎えた42分だった。自陣でボールを奪われると、そこからパスが繋がり、ネイサン・ウォーカーがペナルティエリア左でシュートを放つ。しかし、これを荒木が左手一本でセーブし、ピンチを逃れた。17歳の現役高校生GKが相手を0に抑え、チームを3連勝に導く活躍を見せている。