FC町田ゼルビアは4日、明治安田J1リーグ第33節でサンフレッチェ広島と敵地で対戦し、1-2の逆転負けを喫した。優勝争い生き残りを懸けた一戦で、痛い敗戦となったが、10月シリーズのサッカー日本代表に選出された相馬勇紀が、見事なゴールを決めた。

相馬勇紀が先制弾

　互いに勝点「55」で並ぶ、5位町田と6位広島の上位対決。序盤から強度の高い局面でのデュエルが繰り広げられたゲームは、スコアレスで前半を折り返す。

　そして迎えた50分、日本代表に復帰を果たした28歳のアタッカーがネットを揺らす。中盤で塩谷司を鮮やかな股抜きで交わした前寛之が、左サイドの相馬に展開。

　ボックス内に侵入した背番号「7」は、キレのあるドリブルで佐々木翔を交わして、左足でフィニッシュ。鋭い低弾道のシュートは、ゴール右隅に吸い込まれた。個の力で奪い切った見事なゴールだった。

　先手を奪ったアウェイチームだったが、86分にCKからキム ジュソンにゴールを許すと、後半アディショナルタイムには、トルガイ・アルスランにPKを沈められ、1-2の逆転負け。4試合ぶりの黒星を喫した。