かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは9月29日時点。[5/5ページ]
11位:町野修斗(まちの・しゅうと)
生年月日:1999年9月30日
推定年俸:226万ユーロ(約3億8420万円)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:5試合0ゴール0アシスト
町野修斗は、今夏加入したドイツのボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)で推定226万ユーロ(約3億8420万円)の年俸を受け取り、11位にランクインした。
2019年にギラヴァンツ北九州でプロキャリアをスタートさせ、J3で8ゴールを挙げてJ2昇格に貢献。その後、J2でも安定した活躍を見せ、2021年に湘南ベルマーレへ移籍。2022年にはJ1で13得点を記録し、2023年夏にホルシュタイン・キールに渡った。
ドイツ1年目は2部リーグで5ゴール6アシストを記録して昇格に貢献すると、翌2024/25シーズンはブンデスリーガ1部で11ゴール3アシストと活躍した。
しかし、キールは1部残留を果たせず、今夏、移籍金800万ユーロ(約13億6000万円)でボルシアMGに加入した。
これにより、町野の年俸は42万ユーロ(約7140万円)から約5倍になったとみられている。
ボルシアMGは過去にリーグ優勝5回を誇る名門クラブ。近年は成績が低迷しているものの、2019/20シーズンには4位に入った実績もあり、町野にとってはキャリアの前進と言える。
ただし、チームは開幕から苦戦を強いられ、第5節終了時点で未勝利の最下位。ここまで無得点の町野にも厳しい評価が向けられている。
4−6という壮絶な打ち合いとなった第5節フランクフルト戦後のドイツ紙『ビルト』は、町野について「キールにいた頃、ボルシアMGと対戦した彼はもっと優れていたが、あのときのようなプレーができていない」とし、チーム最低点を付けていた。
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