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えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング16〜18位。クラブから高く評価されているのは?【2025年最新版】

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは9月29日時点。[2/3ページ]

17位:藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえる・ちま)

ザンクトパウリに所属するサッカー日本代表MF藤田譲瑠チマ
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年2月16日
推定年俸:75万ユーロ(約1億2750万円)
所属クラブ:ザンクトパウリ(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:5試合0ゴール1アシスト

 藤田譲瑠チマは、ドイツ・ブンデスリーガのザンクトパウリで推定年俸75万ユーロ(約1億2750万円)を受け取っており、欧州5大リーグに所属する日本人選手の中で17位となっている。

 2023年夏に横浜F・マリノスからベルギーのシント=トロイデンに加入し、欧州挑戦を始めた藤田は、ベルギー1年目はリーグ戦の先発が12回だった。

 それでも、2年目は33試合に先発し、不動のレギュラーに成長した。自身の価値も高まり、今年夏に移籍金350万ユーロ(約5億9500万円)でザルツブルクに加入した。

 給料はシント=トロイデン時代が12万ユーロ(約2040万円)とされており、移籍によって一気に約6倍に跳ね上がったとされる。

 新天地ではブンデスリーガ開幕から定位置を獲得しており、ここまで公式戦全試合に先発で出場している。

 特にリーグ戦第2節のハンブルガーSV戦は、自陣から絶妙なスルーパスを通しアシストを記録した。さらに、パスをつないでゲームをコントロール、守備面でも強さを示して、持ち味を存分に発揮。ハンブルガーSVはダービーマッチでインパクトを残し、ファンの心もつかんだ。

 ザンクトパウリにとって藤田は、クラブ史上2番目に高額な移籍金で獲得した選手であり、クラブからの評価も高い。年俸はチーム平均の約90万ユーロをやや下回るものの、今後の成長が大いに期待されている。

 年齢から見ても、さらなるステップアップも視野に入る藤田。ドイツの地で、確かなキャリアを築き始めている。

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