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フォーカス 2か月前

なんで!? サッカー日本代表に全然呼ばれなかった選手10人。所属クラブで活躍しながら代表チームに縁がなかった男たち【Part 2】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 代表チームに名を連ねるということは、ごく一握りの選手に与えられた特権である。各選手は所属クラブでの活躍が評価されて代表に招集されるが、なかにはクラブで素晴らしい成績を収めているにも関わらず、不思議と縁がない選手も存在する。今回は、所属チームで活躍しながらサッカー日本代表にほとんど(もしくは全く)呼ばれなかった選手を10人ピックアップする。※データは『Transfermarkt』を参照。キャップ数はA代表のみ。[5/5ページ]

MF:二川孝広(ふたがわ・たかひろ)

二川孝広 ガンバ大阪
【写真:Getty Images】

生年月日:1980年6月27日
主な所属クラブ:ガンバ大阪、東京ヴェルディ
代表キャップ:1試合0得点0アシスト

 ガンバ大阪ファンは、二川孝広のことを『万博』を沸かせたファンタジスタとして記憶しているはずだ。

 パス、トラップ、ドリブル、シュートとあらゆる要素を高いレベルでこなせるプレーメーカーは、ガンバで2014シーズンの国内三冠達成をはじめとする数多くのタイトルを獲得。

 しかし、サッカー日本代表では出場機会に恵まれず、キャップ数はわずかに「1」となっている。

 ユース時代からガンバに所属していた二川は、1999シーズンにトップチームへ昇格した。

 西野朗から絶大な信頼を寄せられると、中盤の様々なポジションで起用されて高いテクニックを発揮。遠藤保仁らと共にガンバの攻撃サッカーを支えた。

 二川に日本代表定着のチャンスがまわってきたのは、2006年8月のことだった。AFCアジアカップ2007の予選に臨むオシムジャパンに初招集されたのだ。

 同年9月6日のイエメン代表戦は出番がなかったものの、10月4日に行われたキリンチャレンジカップのガーナ代表戦で代表初出場。4分ほどの時間ではあったが、ガンバと同じ背番号「10」を着けてピッチに立った。

 結局、2007年3月24日のキリンチャレンジカップ・ペルー代表戦でベンチ入りしたのを最後に、二川が日本代表に招集されることはなかった。

 だが、その後は先に述べたように国内三冠に貢献するなど、二川はガンバで一時代を築いていく。

 2022シーズン限りで引退すると、翌2023シーズンからは現役最後のクラブとなったFCティアモ枚方の監督に就任した。

 2022年9月には『FUTTA SOCCER SCHOOL』を開設しており、未来の日本サッカーを担う子どもたちの育成にも尽力している。

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【了】

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