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フォーカス 2か月前

予想以上!? スタートダッシュに成功した“意外な”欧州クラブ5選。リーグをかき回しているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 欧州では2025/26シーズンが幕を開けてから約2カ月が経過した。マンチェスター・ユナイテッドのような不調に悩まされる名門もある一方で、予想を大きく上回るペースで勝ち点を稼いでいるクラブもある。今回は、今シーズンのダークホース候補をピックアップして紹介する。※成績は10月5日時点のもの[3/5ページ]

クリスタル・パレス(イングランド)

クリスタル・パレスDFマルク・グエイ
【写真:Getty Images】

監督:オリヴァー・グラスナー
25/26リーグ戦成績:7試合3勝3分1敗(5位)

 今年5月にクラブ史上初のタイトルとなるFAカップを制したクリスタル・パレスの躍進が続いている。

 スカッドの入れ替えが激しかった昨季はスロースタートを余儀なくされたが、今季はプレミアリーグ第7節終了時点で、3勝3分1敗の5位とスタートダッシュに成功。10月5日の試合で敗れるまでは、欧州5大リーグで最長の公式戦19試合無敗記録を保持するなど、強豪とも遜色ない好成績を継続して収めている。

 3季目を迎えたオリヴァー・グラスナー監督の戦術がスカッドに浸透していることが躍進の要因の1つだ。

 今夏の移籍市場ではエベレチ・エゼがアーセナルに引き抜かれたが、それでも関係なく勝ち点を積み上げている。

 2季目の鎌田大地や新加入のジェレミー・ピノが穴を埋めており、エースを失っても組織力が損なわれていないことが好調を維持している理由だ。

 開幕7試合で5失点はリーグで2番目に失点が少なく、堅守がベースにあることで無敗をキープ。ベストメンバーが揃えば上位争いを演じることができるクオリティがあることを改めて証明した。

 一方で今季はクラブ史上初めて欧州カップ戦を戦っており、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)の本戦は10月の第1週に開幕した。

 ミッドウィークにも試合が増える過密日程を乗り切ることができれば、クラブ史上初のCL出場権獲得にも現実味が帯びてくるだろう。

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