フットボールチャンネル

フォーカス 2か月前

予想以上!? スタートダッシュに成功した“意外な”欧州クラブ5選。リーグをかき回しているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 欧州では2025/26シーズンが幕を開けてから約2カ月が経過した。マンチェスター・ユナイテッドのような不調に悩まされる名門もある一方で、予想を大きく上回るペースで勝ち点を稼いでいるクラブもある。今回は、今シーズンのダークホース候補をピックアップして紹介する。※成績は10月5日時点のもの[4/5ページ]

ケルン(ドイツ)

ケルン監督ルーカス・クバスニオク
【写真:Getty Images】

監督:ルーカス・クバスニオク
25/26リーグ戦成績:6試合3勝1分2敗(6位)

 2023/24シーズンに2部降格を味わったケルンが最速でブンデスリーガの舞台に戻ってきた。昇格後は開幕6試合で3勝1分2敗の5位とスタートダッシュに成功している。

 しかし、余裕のある状況での昇格ではなかった。

 今年の5月に入って昇格が危ぶまれた中でゲルハルト・ストルバー前監督を解任し、昇格請負人として知られる71歳のフリードヘルム・フンケルが暫定監督に就任。最終節で昇格と2部優勝を決めた。

 クラブはフンケルを正式監督に招聘せず、後任にはパーダーボルンを率いていたルーカス・クバスニオクを新監督に招いて再スタートを切った。

 戦力的には今夏の移籍市場を経て、昨季のチーム得点王であるダミオン・ダウンズ(→サウサンプトン)とティム・レンペール(→ホッフェンハイム)の2人が引き抜かれており、大きなマイナスを余儀なくされている。

 得点源を失った状態での監督交代はリスクが伴うが、クバスニオク新監督の[3-5-2]の新システムがスムーズにフィット。本職ストライカーの選手の調子が上がらない中でも、最適解を見つけて結果を残せている。

 スタートダッシュに重要だったのが、ポーランド人指揮官がユニフォームを着用して指揮を執ったことでも話題を集めたマインツとの開幕戦の劇的な勝利だろう。

 ファンと新監督の信頼関係を早いタイミングから築けたことは間違いなくプラスに作用している。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!