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あまりに残念…。サッカー日本代表、アメリカ遠征で期待外れだった選手(5)また不合格? どうも安定感が出ない

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は9月のアメリカ遠征を1分1敗で終えた。収穫よりも課題の方が多かった今シリーズで、とくに期待を裏切ってしまった選手は誰なのか。今回は、あまりに残念だった選手をピックアップして紹介する。

DF:瀬古歩夢(せこ・あゆむ)


【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月7日
所属クラブ:ル・アーヴル(フランス)
9月アメリカ遠征成績:2試合0ゴール0アシスト

 セレッソ大阪で頭角を現した瀬古歩夢は、2020年にリーグ戦27試合に出場し、Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。優れたキック精度を1番の武器に、期待の若手ディフェンダーに名乗りを上げた。

 瀬古はその後、東京五輪(オリンピック)男子サッカー日本代表にも選出。この年のシーズンオフには、スイスのグラスホッパーへと加入し、順調なステップアップを果たしている。

 初の海外挑戦となった瀬古は、スイスでボランチにも挑戦するなど、プレーの幅を広げた。そして、グラスホッパーとの契約が満了した今季、リーグアンのル・アーヴルへステップアップとなった。

 着実にキャリアを積み上げ、5大リーグのレギュラーCBとなった瀬古だが、日本代表においては、その評価は不安定だ。

 問題とされているのは主に守備対応の部分で、相手アタッカーとすんなり入れ替わってしまったり、ボールウォッチャーとなってしまったり、相手に決定機を与えてしまっている。

 そして、メキシコ戦ではその不安材料が可視化される展開となってしまった。

 試合を通してみると、ロングボールの展開などで瀬古の持ち味が発揮される場面もあったが、右サイドのボールに簡単に食いついてしまい、左サイドがガラ空きとなるシーンもあり、不安定な部分に明確な改善は見られなかった。

 途中出場したアメリカ代表戦では、左SBでプレー。慣れないポジションで迷いが生じ、鎌田大地のパスに反応できなかったり、中途半端に飛び出して裏のスペースを空けたりと、なんとか耐えている印象だった。

 町田浩樹や板倉滉など、近年の日本代表を支える優秀なCBたちに慣れてしまった日本代表サポーターは、瀬古の不安定さに不満を示すだろう。

 今後、同選手は目が肥えたサポーターに対し、満足のいくプレーを見せることができるだろうか。

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【了】

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