日本人サッカー選手の海外挑戦は、欧州5大リーグだけではない。オランダは人口2000万人に満たない国ながら、サッカーの強豪国として知られ、1部リーグ・エールディビジは、多くの有力選手を輩出してきた。今回は、同リーグでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月3日時点。[2/5ページ]
4位:毎熊晟矢(まいくま・せいや)
生年月日:1997年10月16日
推定年俸:78万ユーロ(約1億3260万円)
所属クラブ:AZアルクマール
25/26リーグ戦成績:なし
毎熊晟矢は、AZアルクマールで推定78万ユーロ(約1億3260万円)の年俸を受け取っており、日本人選手としてリーグ内で4位の高額サラリーとなっている。
AFCアジアカップカタール2023にサッカー日本代表の一員として出場し、印象的な活躍を見せた毎熊は、2024年夏にセレッソ大阪からAZに加入した。
すでにJリーグでの実績が評価され、チーム内でも上位水準の年俸で契約を締結。サウサンプトンへ移籍した菅原由勢(現ブレーメン)の後釜として期待された。
2024/25シーズンは、一時定位置を失う場面も見られたが、得意の攻撃参加で存在感を発揮し、リーグ戦26試合、UEFAヨーロッパリーグ(EL)12試合に出場した。
リーグ戦でのアシストは1にとどまったものの、攻撃の起点としての存在感は光り、好待遇の外国人助っ人として納得できるパフォーマンスを見せた。
今シーズンは背番号16から2に変更。さらなる活躍に周囲が期待を寄せていたが、8月にひざを負傷し、ここまで公式戦の出場はない。
オランダメディア『NHnieuws』が9月19日に伝えたところによれば、マールテン・マルテンス監督は毎熊の状態について「予想以上に休養が必要で、まだピッチには立っていない」とコメント。復帰にはもうしばらく時間がかかる見通しだという。
日本代表では、森保一監督が3バックを採用するようになって以降、招集が途絶えている。FIFAワールドカップ(W杯)出場を目指すうえでも、まずはクラブでの完全復活が求められる。
