日本人サッカー選手の海外挑戦は、欧州5大リーグだけではない。オランダは人口2000万人に満たない国ながら、サッカーの強豪国として知られ、1部リーグ・エールディビジは、多くの有力選手を輩出してきた。今回は、同リーグでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月3日時点。[4/5ページ]
2位:渡辺剛(わたなべ・つよし)
生年月日:1997年2月5日
推定年俸:98万ユーロ(約1億6600万円)
所属クラブ:フェイエノールト
25/26リーグ戦成績:8試合0ゴール0アシスト
渡辺剛は、フェイエノールトで推定98万ユーロ(約1億6660万円)の年俸を受け取り、日本人選手としてリーグ2位の高額年俸を得ている。
2022年1月にFC東京からベルギーのKVコルトレイクへ移籍した渡辺は、1年半で評価を高め、2023年夏に同国強豪のヘントにステップアップした。
持ち前の空中戦の強さを武器に、2シーズンで公式戦100試合に出場し、安定したパフォーマンスを披露した。
ベルギーでの活躍が評価され、今年夏に移籍金800万ユーロ(約13億6000万円)でフェイエノールトに加入している。
渡辺の年俸は、コルトレイク時代が9万ユーロ(約1530万円)、ヘントで72万ユーロ(約1億2240万円)となり、フェイエノールトで現在の条件となった。
9月に日本代表から招集された際、渡辺は「28歳でその値段を払ってくれるっていうのはなかなかないことだと思うし、それだけ評価してくれてるっていうのは嬉しい」と語っていた。
移籍後はすぐにレギュラーに定着し、ここまでリーグ戦7試合すべてにフル出場。ロビン・ファン・ペルシ監督からの信頼も厚く、同クラブの中で年俸8位タイという待遇に見合う働きを見せていると言える。
フェイエノールトは、今年夏にダーヴィド・ハンツコを移籍金2600万ユーロ(約44億2000万円)でアトレティコ・マドリードへ放出したが、渡辺はその穴をしっかりと埋めており、オランダで上々のスタートを切っている。
