日本人サッカー選手の海外挑戦は、欧州5大リーグだけではない。オランダは人口2000万人に満たない国ながら、サッカーの強豪国として知られ、1部リーグ・エールディビジは、多くの有力選手を輩出してきた。今回は、同リーグでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月3日時点。[5/5ページ]
1位:板倉滉(いたくら・こう)
生年月日:1997年1月27日
推定年俸:353万ユーロ(約6億10万円)
所属クラブ:アヤックス
25/26リーグ戦成績:5試合1ゴール0アシスト
板倉滉は、オランダの名門アヤックスで推定353万ユーロ(約6億10万円)の年俸を受け取っており、エールディビジにおける日本人選手の最高年俸を誇る。
板倉は、2022年夏に加入したボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)で3シーズンを過ごし、公式戦通算80試合に出場。特に2024/25シーズンはリーグ戦31試合で安定して出場し、守備の軸として信頼を築いた。
ボルシアMGとの契約が残り1年となった今年夏は、ブンデスリーガのクラブでステップアップという可能性も報じられる中、移籍金1050万ユーロ(約17億8000万円)でアヤックスに加入した。
353万ユーロの年俸はチームトップタイで、クラブの期待度がうかがえる。
板倉は2020/21シーズンにフローニンゲンでプレーしていたこともあり、オランダ適応に問題は生じず、加入直後から存在感を放っている。
第4節フォレンダム戦ではゴールを決めて攻撃面でも貢献する。
第6節のPSV戦では 2−2に終わったが、オランダメディア『Voetbal Primeur』は板倉にチーム最高評価の8点を付け、「すでにアヤックスで屈指の存在であることを示した。移籍金にふさわしい堅実なプレーを見せ、ビルドアップでも価値を発揮している」と称賛した。
また、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも、インテル戦とマルセイユ戦の両方で先発出場。チームは敗れたものの、世界最高峰の舞台にレギュラーとして立てることは、FIFAワールドカップ(W杯)に向けても良い経験になるはずだ。
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